「ヤケかと思ったが、殺気を感じ…」事件当時の恐怖語る目撃者 秋葉原殺傷第7回公判(産経新聞)

【秋葉原17人殺傷 第7回】(2)

 《加藤智大(ともひろ)被告(27)が通行人を刺していく現場を目撃した男性の証人尋問が続いている。ここで検察官は「事件当時の話はここまで」と告げた》

 《事件直後、胸を刺されていた男性に対して、止血処置をするなど、救護措置をとっていたという証人。検察官は、救護した男性に関する質問を始めた》

 検察官「あなたは救護した男性がその後、どうなったか知っていますか」

 証人「はい。知っています。亡くなってしまいました」

 検察官「それは報道か何かで知ったのですか」

 証人「はい。そうです」

 検察官「どんな気持ちになりましたか」

 証人「すごく自分の無力さを感じて…」

 《証人はそれまで、はっきりとした口調で淡々と証言していたが、自分が救護した男性の死について語り始めたとたん、言葉の端々に悔しさをにじませ始めた》

 検察官「どうして、そういう気持ちになったのですか」

 証人「倒れている人を助けられず…。もっと早く(犯人を)止めに入れたんじゃないかと後悔しています」

 検察官「犯人に対してはどういう気持ちですか」

 証人「すごく憤りを感じています。ほかにも倒れている人がたくさんいて…。自分自身もすごく精神的に辛くて、犯人に対しては、すべて明らかにしてもらって、極刑を望みます」

 《加藤被告への怒りを一気に述べた証人。加藤被告は相変わらず背中を丸め、表情を変えず目の前の長机に置いてあるノートを見つめ続けている》

 《ここから検察官は、事件当時の現場写真を証人に示し、一つ一つ確認を取り始めた。加藤被告は、おもむろに目の前のノートを開き、後ろに座る女性弁護人にノートを示しながら一言二言問いかけている。女性弁護人から何か言われ、納得したようだ》

 検察官「甲135号証添付の写真の写しを示します。地面に倒れている男性に見覚えはありますか」

 証人「あります。私が救護活動した男性です」

 《遮蔽(しゃへい)用の衝立で傍聴席からは見えないが、検察官は次々と現場写真を示し、確認を取っていく》

 検察官「最後に甲132号証添付の写真の写しを示します。こちらの写真には傷口が写っていますが、見覚えがありますか」

 証人「あります」

 検察官「検察官からの質問は以上です」

 《村山浩昭裁判長が「弁護人の方どうぞ」と告げ、弁護人質問に移った。弁護人は事件発生直後の様子から質問していく》

 弁護人「食事をした後、(事件直前に)友人と北の方から(現場の交差点を)渡っていたということですね」

 証人「そうです」

 弁護人「北からどう渡ったんですか」

 証人「歩行者天国になっていたので、中央を2人で渡っていました」

 弁護人「信号は青だったんですか」

 証人「そうです。最後に青と確認してから渡りました」

 弁護人「交差点で気付いたことはありますか」

 証人「マル2の地点に車がありました」

 《証人は法廷の両サイドに設置された大型モニターに映し出された現場の見取り図を、ボールペンで指し示しながら証言する》

 弁護人「どういった車ですか」

 証人「ワゴン車みたいな車です」

 弁護人「交差点を渡り終えたところで、衝突する音を聞いたということですね?」

 証人「はい。そうです」

 《ここで村山裁判長が「ちょっと待ってください」と質問を遮った。書記官が交代したようだ》

 弁護人「(衝突する音が聞こえた後)交差点に近づいて、2人が倒れているのを見たということですね?」

 証人「はい」

 弁護人「その後、犯人が走ってくるのを見たということですが、横断歩道がある手前から見たのですか、それとも途中から?」

 証人「途中だったと思います」

 弁護人「犯人は声を上げていたということですが、どう思いましたか」

 証人「最初はすごいヤケになっているのかと思いましたが、聞いているうちに殺気を帯びているように感じました」

 弁護人「犯人の表情を見ましたか」

 証人「見ました。目が血走っているように見えました」

 《それまで身じろぎもしなかった加藤被告は、鼻を少しかくようなしぐさを見せた。弁護人はパニック状態に陥った事件現場の情景について確認していく》

 弁護人「警察官の方にぶつかるまでのことですが、別の方にぶつかったりしたのを見たことはないですか」

 証人「はい」

 弁護人「見ていたのは(見取り図に記された)『い』の地点ですか」

 証人「このときは少し後ろに下がっていました。『い』より少し後ろ…」

 弁護人「周りの様子はどうでしたか」

 証人「クモの子を散らすように逃げていきました」

 弁護人「ご自身以外に見ていた人はいますか」

 証人「はい」

 弁護人「どのくらいの人が見ていましたか」

 証人「そこまでは分かりません」

 弁護人「先頭で見ていたのですか。前にいたと?」

 証人「自分は先頭の方にいました」

 弁護人「前に人はいましたか」

 証人「ほとんどいなかったと思います」

 《ここで、弁護人の質問が終了した。加藤被告は、目の前のノートを開き、はさんであったA4大の一枚紙を開いて目を通した以外は、表情を変えず一点を見つめたままだ》

 =(3)に続く

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 セレモニーでは原市長が同野球場の歴史を語りあいさつ。プロ野球解説者で郡山市フロンティア大使の中畑清さん(元巨人選手、福島県矢吹町出身)も参加して始球式を行った。
 21日にはこけら落としに、20年ぶりとなるプロ野球一軍公式戦、パ・リーグ楽天−ロッテ戦が行われる。 

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岡部まり氏「国民の秘書になる」…正式に参院選出馬表明(スポーツ報知)

 民主党は14日、大阪市内で記者会見を行い、今夏の参院大阪選挙区(改選数3)の2人目の候補者として、朝日放送「探偵!ナイトスクープ」で秘書役のタレント・岡部まり氏(50)の擁立を発表した。岡部氏は「お一人お一人の依頼をいただき、みんなで喜びあった番組。今度は私が、皆さんの願いをかなえていきたい」と、国民の“秘書役”に意欲を見せた。

 大阪選挙区で複数の候補者擁立を目指した民主党は、現職・尾立源幸氏(46)のほか、無党派層を取り込める女性著名人を探していた。今年に入り小沢一郎幹事長(67)から熱烈オファーを受けた岡部氏は、「―ナイトスクープ」で局長役の俳優・西田敏行(62)にも相談。「体力とやる気があれば、いい機会だ」と背中を押されたといい「日本の国をより良くしたいという人たちとともに政治参加することが大事と考え、決断しました。人生でこんなに大変な決意はなかった」と、時折涙も浮かべた。

 「―ナイトスクープ」は、関西地区で常に20%前後の高視聴率を誇る超人気番組。会見で岡部氏は、落選すれば番組に復帰するのかと問われ「喜んで」と返答。同席した小沢幹事長が苦笑いする一幕もあったが、同幹事長は「岡部さんは20年以上にわたって府民に愛された方。幅広いご支援ご支持をいただける最高の候補者」と、その人気と知名度に信頼を寄せた。

 ◆ナイトスクープ紹介欄から削除 〇…岡部氏が秘書役で出演していた「探偵!ナイトスクープ」を放送する朝日放送ではこの日、番組ホームページから岡部氏の紹介欄を削除した。番組のオープニング映像も、登場部分をカットする。岡部氏不在で収録済みの5月7日放送分(関西地区)までは、探偵役のタレントが代役を務めている。

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 千葉県船橋市のJR船橋駅に12日、募金箱もあるブロンズ像「さざんかさっちゃん」が帰ってきた。昨年10月から5回も、心ない人に破壊され浄財を盗まれた募金箱を修復し、再除幕された。

 市の木サザンカをイメージして30年前に設置、背面の募金箱は約500万円を集め児童福祉に役立てられた。バールでこじ開けられたり、補修用テープをはがされるなどの被害に遭い3月から修理していた。

 募金活動の推進団体が100万円を投じ、鍵を二重に付けるなどの防止策を取って再公開。だが善意の心にまで鍵をかけられることはなく、早速寄付をする人も。うれしいな、さっちゃん。【橋本利昭】

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 読売新聞社の全国世論調査(電話方式)で、昨年9月の発足当初75%を記録した鳩山内閣の支持率が33%にまで落ち込んだ要因としては、「支持政党なし」の無党派層や民主支持層でも、「鳩山離れ」が進んでいることが大きい。

 内閣支持率は幅広い層で下落している。女性の支持率は29%で、比較的高かった男性も初めて40%を割る37%となった。発足当初80%以上が支持した20歳代は今回、36%に低下した。特に無党派層では、発足当初は60%が支持していたが、今回は19%。頼みの民主支持層でも、内閣支持率は81%(前回3月90%)に下落し、初めて9割を切った。

 民主党の支持率も、昨年9月の51%から今回は24%に下がった。民主党支持が激減し、さらに支持層の離反も進むという事態に陥っている。鳩山首相が5月末までに決着させると明言している普天間問題では、民主支持層の中でも、決着しない場合、「(首相は)退陣する必要はない」が65%を占めたが、「退陣すべきだ」も30%に達した。

 一方、今夏の参院選での投票先を見ると、民主党は1月定例調査の35%から22%(前回25%)に目減りした。民主党にとって救いは、自民党の低迷が続いていることだ。

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<傷害容疑>受験会場で隣席の受験生に暴行、少年逮捕 福岡(毎日新聞)

 福岡県警八幡西署は5日、高校入試の受験会場で隣席の受験生にけがをさせたとして北九州市八幡西区の無職の少年(16)を傷害容疑で逮捕した。「バカなことをした。短気過ぎた」と容疑を認めているという。

 容疑は先月24日午前10時40分ごろ、同市内の県立高校定時制2次募集の受験会場で、隣席だった当時中学生の男子生徒(15)を足でけったり殴るなどして全治5日間のけがをさせたとしている。

 調べでは、国語の試験終了後の休憩中、少年は男子生徒に「何見よるか」と言われて激高し殴りかかったという。教員らが仲裁に入ると、少年は男子生徒に靴を投げつけて会場から立ち去った。この騒ぎで、次の試験開始が約15分遅れたという。

 少年は中学を昨春卒業し、とび職などに従事。「学校に行きたい」と一念発起して受験したが、教室には戻らず不合格となった。一方、男子生徒は全3科目とも試験に臨み合格したという。【長谷川容子】

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暴行で2歳男児死亡 母親と同居の19歳少年逮捕(産経新聞)

 同居している女性の長男(2)に暴行したとして、大阪府警門真署は28日、傷害の疑いで、門真市上島町の無職少年(19)を逮捕した。長男は同日午後、治療を受けていた病院で死亡。門真署は遺体を司法解剖し、殺人容疑を視野に少年を調べる。門真署によると、少年は「夜中に突然泣き出してうるさいと思い、胸を拳骨で3回殴り、頭を壁に打ち付けた」と供述しているという。

 逮捕容疑は、3月17日〜28日ごろ、同居している飲食店従業員の女性(19)の長男を繰り返しなぐるなどし、全身打撲のけがをさせたとしている。

 門真署によると、少年は28日未明、ぐったりしている長男を連れ自宅近くの小児科を訪問。すでに重体だったため救命病院へ搬送されたが、同日午後3時半ごろ死亡した。

 長男は頭と顔、胸にアザがあった。死因は全身打撲と急性硬膜下血腫とみられる。

 少年は昨年7月から女性と長男と3人で暮らしていた。調べに対し、「最初はかわいがっていたがなついてくれないので腹が立ち、秋ごろから女性が仕事に出かけている夜に殴っていた」と供述している。

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